私と「おりぞめ」との出会い
おりぞめのさちです。
「おりぞめの出会いって
どんなだったの?」
と
聞かれたので、
書いてみようと思います♡
私は
今は別のお仕事をしていますが、
以前は小学校の先生をしていました。
そこで、
「おりぞめ」に出会いました。
おりぞめには
「正解」も「間違い」もありません。
基本的な流れや方法はありますが
明確な「ルール」もありません。
「それはいい」「それはだめ」
「やめなさい」「とてもいいね」
子供たちを指導をしないといけない
「教師」という立場の私にとって
「正解」の「ない」(と私が思えた)
「おりぞめ」の時間は
子供たちと素直に楽しめる
とっても貴重な存在でした。
子どもたちと一緒におりぞめをしていると
子どもたちが
とてもいい表情や動きをするのです。
それぞれがのびのびと
おりぞめを楽しんでいます。
折りにハマる子もいます。
染めにハマる子もいます。
何にもハマらない子もいます。
折らずにそのまま染めてみたり
色の組み合わせを考えてみたり
授業中は
お友達のおりぞめは見ます。
お友達を褒めましょう!って
言わなくても
「すごいね」「キレイだね」
「どうやってやったの?」
自然に褒め合って
自然に教え合っています。
「いいのができた」
じーっと染まる様子を見ている子
黙って黙々と折っている子
私は
子供たちのそういう姿を見るのが
とても好きでした。
私も
あれやこれやと
指導しなくていいので
とっても楽なのです。(笑)
だんだん回数を重ねてくると
子どもたちが慣れて
準備や片づけをしてくれるようになります。
勝手に染料を足してくれるようになります。
子どもたち同士も仲良くやっています。
らくちーーーん(笑)。
私は
おりぞめの時間を調整するだけ♡
しめしめ♡(笑)。
そう、
そして
何よりも
子どもたちと一緒に
おりぞめをしている時
私が、
とっても楽しかったのです。
大人になって
いつの間にか
心から
「自分が楽しむ」こと
「楽しい」と感じることを
どこか忘れてきてしまったと
感じました。
私は
より「自分らしく生きる」ために
「教師」というお仕事は
辞めることにしましたが
「おりぞめ」は辞めたくなかったので、
「おりぞめ」の道具は
一つも手放しませんでした。
(それは今考えると大正解でした♡)
教師を辞めてしばらくしてから
以前担任していた子どもたちから
お手紙が数件届きました。
「せんせいに あいたいです。」
「せんせい 大すきです」
学校を去った私を覚えてくれたことも
お手紙をくれたことも
私はとっても嬉しかったのですが、
同時に少し複雑な気持ちも抱きました。
自分から辞めた学校に遊びに
行くことはできませんでしたし、
「先生」でなくなった以上
どこで
どういう関係性で
でも
私もその子たちに会いたいと思いました。
なので、
私とその子たちも好きだった
「おりぞめ」を
一緒にする会を開くことにしました。
それが
私の
「おりぞめ会」の始まりです。
久しぶりに会うと、やはりドキドキしました。
でも、子どもたちは相変わらず可愛かったし
やっぱりとっても楽しかったのです。
それをfacebookでシェアしたら
「私もやりたい」と
言ってくれる人がいました。
それが
広がって拡がって
つながって繋がって
東京・大阪・福岡・海外(ニューヨーク)でも開催しました。
すごい(笑)。
自分でもすごいなと思います(笑)。
私が一緒におりぞめをした
一番小さい子は2歳です。
最高年齢は不明です。(笑)
支援が必要な子でも
私は
おりぞめ専用の紙と染料を使っていますが、
紙は和紙や障子紙でも、
染料は絵の具やポスターカラー・インクでも
できます。
ぜひ
あなたも
おりぞめを楽しんでみてください。
最後まで読んでいただき
ありがとうございました♡
2019年12月
おりぞめの さち
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